クワガタムシ科(Lucanidae)についての調査記録など

目的はverificationismに基づく原典検証・情報整理・批評説明。なお非営利・完全匿名を前提としています。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【第肆欠片】約1億年前・後期白亜紀セノマニアン前期のクワガタムシ科入りBurmese amberについて

以下は私が大惑不解を乗り越え入手に成功した4つ目のクワガタムシ科入り琥珀の触角等画像(全身は現状秘密)。※琥珀の真偽判定は、簡単に可能な方法(食塩水テスト、UVテストなど)では確認済。 (マダラクワガタ属に似た体長3.5mm程度のクワガタムシ、本体…

【第參欠片】約1億年前・後期白亜紀セノマニアン前期のクワガタムシ科入りBurmese amberについて

以下は私にとって苦尽甘来の邂逅となった3つ目のクワガタムシ科入り琥珀の触角画像(全身は現状秘密)。※琥珀の真偽判定は簡単に可能な方法(食塩水テスト、UVテストなど)では確認済。 (マグソクワガタ属に似た体長3.5mm程度のクワガタムシ、本体はやや多…

【第貳欠片】約1億年前・後期白亜紀セノマニアン前期のクワガタムシ科入りBurmese amberについて

以下は私が懊悩煩悶を経て入手に成功した2つ目のクワガタムシ科入り琥珀の右触角の腹面・背面画像(全身は現状秘密)。※琥珀の真偽判定は、簡単に可能な方法(食塩水テスト、UVテストなど)では確認済。また記事にした動機・目的は前回と同様である。 (ニセ…

【第壹欠片】約1億年前・後期白亜紀セノマニアン前期のクワガタムシ科入りBurmese amberについて

ミャンマー琥珀からは既に以下の2既知学名があるため、後続の新種記載は控えられている。 †Protonicagus tani Cai, Yin, Liu et Huang, 2017 †Electraesalopsis beuteli Bai, Zhang & Qiu, 2017 では、他で見つかっているミャンマー琥珀から見る白亜紀後期セ…

【論考】呼称「"マイシカクワガタ"」に関するファクトチェック

友人の標本商が困惑しているという事で話題になった問題より。「マイシカクワガタを何故か"メイシカクワガタ"と呼ぶ人がいるが意味が分からない」という話である。たまにマイシカをメイシカと呼ぶ人がいるにはいた。しかし私にもよく分からない話だったし、…

【論考】他人の個人コレクションをネット上に公開する場合にかかるレギュレーション

裏で怨嗟とともに結構しんどい話題が舞い込んできた。いまは事が穏便に進んだように見えるが状況を見るに強引且つ狡いやり方が気になる。それに被害者側がどうも浮かばれない気がしたのと私個人的にも現状の歪な状況にしんどさを感じたので詳細をボカしなが…

【1万アクセス】被関心度検証

謹賀新年、干支は寅。虎の模様は森林や草原に隠れたときに擬態し、多色の識別を苦手とする草食動物に見つかりにくくハンティングに有利と云われていますね。スズメバチや其れに擬態する虫などの警告色も似ていますが其れと役割は異なります。 ブログを始めて…